常設展示室 1F 2010 MOMASコレクション 第1期

2010.4.24 [土] - 7.11 [日]

近代の絵画と彫刻

モネ《ジヴェルニーの積みわら、夕日》、ピカソ《静物》のほか、シャガールやユトリロ といったコレクションを代表する名画に、ロダン《ウスタッシュ・ド・サンピエールの頭像》、 マイヨール《イル・ド・フランス》、ブールデル、デスピオなどの彫刻を交えて展示します。 4の「彫刻家の版画と素描」とあわせてお楽しみください。

埼玉の美術家たち-県展60周年によせて

県展60周年を記念して、寺内萬治郎、高田誠、渡邉武夫ら芸術院会員となった画家たちの油彩画、人間国宝の内藤四郎や増田三男の金工、院展で活躍した加藤勝重や今野忠一の日本画、中野四郎の彫刻など、県展の創設・運営・振興を担った埼玉県ゆかりの代表的美術家の作品を紹介します。

近代日本画の草創期-橋本雅邦から大観・観山へ

川越ゆかりの画家で、明治時代に日本画の革新を目指した橋本雅邦と、その門下の横山大観、下村観山、菱田春草、川合玉堂の作品を、前期・後期に分けて紹介します。
前期(4/24~5/30)では、平成22年度「切手趣味週間」の図柄になった雅邦《花鳥図》や、大観《春雨 秋雨》など。
後期(6/1~7/11)では、雅邦、観山の金地が鮮やかな屏風作品、大観の魅力的な水墨《朧夜》などを展示いたします。

彫刻家の版画と素描

ムーア、アルプ、グレコ、柳原義達ら、彫刻家が制作した版画や素描を中心に紹介します。彫刻家が平面作品で試みた対象の捉え方や空間表現を、展示室や屋外に展示されている彫刻作品と比べながらご覧ください。

会期

2010.4.24 [土] - 7.11 [日]

休館日

月曜日(ただし、5/3は開館) および6/22(火)

開館時間

10:00~17:30  (入場は17:00まで)

観覧料

一般200円(120円)、大高生100円(60円)
※( )内は20名以上の団体料金。
※中学生以下と65歳以上、障害者手帳をお持ちの方(付き添い1名を含む)はいずれも無料です。展覧会入場時に確認いたしますので
・65歳以上の方は、年齢を確認できるもの(運転免許証、健康保険証等)をご持参ください。
・障害者手帳をお持ちの方は、手帳をご持参ください。
※企画展観覧券をお持ちの方は、あわせてMOMASコレクションもご覧になれます。

クロード・モネ《ジヴェルニーの積みわら、夕日》1888-1889年

展示室の様子

橋本雅邦《竹梅図》1898年

横山大観《朧夜》1924年頃

小茂田青樹《春の夜》1930年

横山大観《漁村曙》1940年

展示室の様子

MOMASコレクションロゴ

埼玉県立近代美術館では、2008年度より「常設展」という呼称を「MOMASコレクション」に改めました。当館の常設展では2002年度以降、外部からの借用作品や現存作家のご協力によって、所蔵作品を核としつつも従来の常設展のイメージに捉われない、企画性の高いプログラムを実施してきました。名称変更はこうした意欲的な姿勢を示そうとするものであり、これまで以上に充実した展示の実現を目指しています。

※MOMAS(モマス)は埼玉県立近代美術館(The Museum of Modern Art, Saitama)の略称です。